カノンの海外ドラマ漂流記

気ままな海外ドラマ中心のブログです。ネタバレ記事中心です。

「ニミュエ 選ばれし少女」シーズン1 ~ キャスト&感想。剣が女王を選んだら? Netflix

一気見した、Netflixオリジナル「ニミュエ 選ばれし少女(Cursed)」。なかなか楽しめました。ちょっと長いけど。世界観が面白いです。

 

Netflix から毎日オススメされたので見てしまいました。原題は呪われたもの、といった意味でしょうか。

 
 
 
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アーサー王伝説をベースに作った世界のお話で、ニミュエは「湖の乙女」とか「湖の貴婦人」とかいわれる人物ですね。

 

妖精や魔法使いや角が生えた人たちやヘビ族などなどが人間と共生していた時代。ローマ帝国の辺境のようです。妖精を意味するそのまんま「フェイ族」の少女ニミュエが主人公。

ヒーラーだった母に託された「力の剣」=初代の王の剣=後のエクスカリバー?を手に入れようと権力者たちが争います。

 

アーサー王伝説でお馴染みの名前が幾つも出てきますが、そもそも「剣が女王を選んだら?」というお話らしいので、どんな方向に展開するのか待ちたいと思います。

 

メインの登場人物を紹介します

以下、盛大にネタバレしていますので未見の方はご注意ください。

ニミュエ(Nimue)/キャサリン・ラングフォード(Katherine Langford)

ナタリー・ポートマン系統の美形でとっても可愛い。ふっくら体型もたくましくてよいですね。

 

赤の騎士たちに村を焼かれ、母の遺言で力の剣(The Sword of Power)を魔術師マーリンに渡すように託されます赤の騎士(Red Paladins)とは、神の名のもとに人間以外を “浄化” しようと殺しまくる赤い衣の集団で、狂信的な宗教団体。浄化という言葉が出た時点で最悪の敵対勢力確定ですね。

 

ニミュエはマーリンを探し、別れ、また会ったりを繰り返し、旅をします。迫害されたフェイ族を救おうと奔走するのがシーズン1。最後は滝に落ちてしまいますが、きっとここから復活して湖をホームにするんじゃないでしょうか。

 

魔法を使って森の木や植物を操ります。剣を持つととても強くなり、フェイの女王として皆をまとめますが、後半は剣に支配される(制御できなくなる)キャラクターでした。

 

キャサリン・ラングフォードは1996年生まれ、オーストラリアの出身。「13の理由」でブレイクしました。「ナイブズ・アウト」にも出ているみたいです。

 

魔術師マーリン(Merlin)グスタフ・スカルスガルド(Gustaf Skarsgård)
 
 
 
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一番のお気に入りは魔術師マーリン(Merlin)です! 

演じるのはグスタフ・スカルスガルド。この一家とはよく遭遇します。「ヴァイキング」「ウエストワールド」でおなじみの次男です。

 

アーサーを導く偉大な魔法使いのイメージに反して、飲んだくれで口が悪くて暴れん坊。魔力も失ってますが、

前半、迫力ある怪演で引き締めてくれました。後半は怪我をしておとなしいけど、最後に復活して大暴れしますのでシーズン2に期待です!

 

ウーサー王に仕えていて(後に決裂)、なんとニミュエの実の父。衝撃のマーリン像でした。

力の剣は一時期マーリンの体の中にあったようで、どんな因縁? 関係があるのか気になります。

 

(余談ですが、わたくしアーサー王もので一番好きなのは、2004年の映画「キング・アーサー」(クライヴ・オーウェン、キーラ・ナイトレイ、ヨアン・グリフィス、マッツ・ミケルセン)でして、そういえば宿敵サクセン王はステラン・スカルスガルドでした。)

 

アーサー(Arthur)デヴォン・テレル(Devon Terrell)
 
 
 
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アーサー(Arthur)です! 

演じるのはデヴォン・テレル(Devon Terrell)。傭兵で貧しい家の出で王家とは何の関係もありません。

 

生きていくために盗みや喧嘩をしますが、やがてニミュエと愛し合う人間の役。若者ですけど判断力があって、フェイの仲間にも信頼されます。誠実過ぎて王になるかどうかは不明なシーズン1でした。成り行きでまとめ役になった感じですが、ニミュエを支えて頑張ります。

 

デヴォン・テレルは1992年カリフォルニア州生まれ。「バリー」(2016)(Netflix配信中)で若き日のバラク・オバマを演じた注目株です。

 

泣き顔の修道士(Weeping Monk)/ダニエル・シャーマン(Daniel Sharman)
 
 
 
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いちばん大きなネタバレになるのがこの人。

 

赤の騎士と行動を共にする最強の戦士(騎士じゃなさそう)通称、泣き顔の修道士はダニエル・シャーマン! この顔は入れ墨でなく生まれつきの “しるし” らしいです。フェイの一族ということを隠して人間と活動を共にしていました。

 

極悪非道で殺しまくる最大のライバルかと思ったら! ひそかに苦しんでいて、子供を助け、最後の最後に本名を明かします。

なんと、ランスロット(Lancelot)でした! 円卓の騎士ですね。そうやって引っ張るか~~! という感じです。

 

いちばんのイケメンですから、何かあるとは思っていましたが・・・感情を見せない得体の知れない役でした。「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」のダニエル・シャーマン、メディチ」シーズン2・3ではロレンツォ・デ・メディチです。

 

モルガナ(Morgana)/シャローム・ブルーン=フランクリン(Shalom Brune-Franklin) 

とっても美しいモルガナ役は、シャローム・ブルーン=フランクリン。アーサーの妹で修道院から逃げた後、ニミュエと行動を共にします。愛した少女の亡霊に惑わされるのが心配なところ。

イグレインと2役にクレジットされているのはどういうことだろう? 次シーズンが気になりますね。イグレインはウーサーの妻、アーサーの母だったはず。

 

シャロームはイングランド出身で、ライン・オブ・デューティ」シーズン6に登場するようです!

 

緑の騎士(The Green Knight)ガウェイン(Gawain)/マット・ストーキー(Matt Stokoe)
 
 
 
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緑の騎士ことガウェインはマット・ストーキー

責任感が強いフェイのヒーローで、拷問されますが、円卓の騎士ガウェインですから復活して活躍してくれるはず!

 

ソフィ・ランドルの婚約者さんで「マスケティアーズ」シーズン3では親衛隊隊長。

 

スクイレル/ビリー・ジェンキンズ(Billy Jenkins)

スクイレル(りす)と呼ばれるフェイの少年は、本名パーシヴァル(Percival)でした! ビリー・ジェンキンズ君、大活躍でしたね。今後が頼もしいです。でも騎士になるとしたら大人俳優と交代? 子供のまま新キャラになるかもしれません。

 

アーサー+円卓の騎士3名が揃いました。副題のように「剣が選んだのは女王」だとしたら、いっしょにどんな世界を目指すのかが次のシーズンの楽しみですね。

 

騎士以外にも魅力的なキャラがたくさんいまして

ニミュエの親友ピム(Pym)/役リリー・ニューマーク(Lily Newmark)

 

レッドスピア(Red Spear)/ベラ・デイン(Bella Dayne)
 
 
 
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フェイを助ける海賊の船長、めちゃくちゃ戦闘能力が高い迫力のレッドスピア役ベラ・デインは、グィネヴィア(Guinevere)ともクレジットされています! 最終話、戦場でアーサーと出会いました。

戦うグィネヴィア? 次シーズンでは存在感が大きくなりそうですね。

 

ウーサー・ペンドラゴン(King Uther Pendragon)/セバスチャン・アルメスト(Sebastian Armesto)、クィーンマザー/ポリー・ウォーカー(Polly Walker)

国王ウーサー・ペンドラゴンの母役はポリー・ウォーカー(Polly Walker)! 「ROME ローマ」以来、この人が出てくるとワクワクします。息子を亡くし、農家から連れてきて王に仕立てたのがウーサーでした。ドロドロの親子関係が戦いにも影響します。

 

赤の騎士の指導者カーデン神父(Father Carden)役ピーター・マラン(Peter Mullan)

は「オザークへようこそ」「ウエストワールド」にも。

 
 
 
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いちばん不気味で残虐、狂信的なシスター・アイリス(Sister Iris)役エミリー・コーツ(Emily Coates)

は、次シーズンかなりパワーアップしそう。

 
 
 
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~~~まとめ感想~~~

他にも異形の集団を率いる影の王ルーゲン氷の王カンバー、死の使い「やもめ(The Widow)」など気になるキャラクターが揃っているので、世界観を丸ごと味わうのが楽しい。

 

ニミュエ達の敵で力の剣を狙っているのはつまり、赤の騎士+ウーサー+カンバー+ルーゲン。ここに悪い死霊がからんでくるようです。

 

ですが、シーズン1は壮大なプロローグという内容で、正直10話は長かった・・・。丁寧で美しいのだけど、終わってみると冗長な印象ではあります。6話でいいんじゃないかと。

 

世界観は面白いので、シーズン2では、マーリンのような迫力あるキャラが増えることとスピーディな展開を期待したいです。

 
 
 
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↓ 最後に、思わずえーーっ! と叫んでしまったネタバレシーンです。 

 

 

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