カノンの海外ドラマ漂流記

気ままな海外ドラマ中心のブログです。ネタバレ記事中心です。

ドラマ「アレックス・ライダー」感想 ~ アンソニー・ホロヴィッツ原作の少年スパイ活劇です

U-NEXT配信中の「アレックス・ライダー(ALEX RIDER)」(全8話)を見ました。思いっきりネタバレ感想です。シーズン2の情報はこちら

 
 
 
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ティーンエイジャーのスパイが活躍するサスペンスで、あり得ない設定なんだけど、なかなか楽しめました! 

 

原作は、「カササギ殺人事件」「メインテーマは殺人」「刑事フォイル(脚本)」シャーロック・ホームズシリーズなどのアンソニー・ホロヴィッツ

このシリーズは読んでいませんが、「女王陛下の少年スパイ! アレックス」シリーズとして、これまで日本では6冊刊行されているようです。

 

第1作「ストームブレイカー」が原作。第2作が「ポイントブランク」
ドラマ自体は、2021年前半にシーズン2製作だそうです。

 
 
 
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アレックス君も可愛いですし、何よりアンソニー・ホロヴィッツ原作ということで気になっていました。

 

登場人物を通してストーリーを紹介します。

 

■アレックス・ライダー(オットー・ファラント)

 
 
 
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両親を亡くし、叔父と暮らしています。原作は14歳ですが、高校生くらいの設定でしょうか。

銀行員だと思っていた叔父の死の真相を探るうちに、実は叔父はMI6関連機関のスパイ、イアン・ライダー中佐だったと知ります。

 

そして、大きな陰謀を探るため、スイスの寄宿学校ポイント・ブランクに潜り込む・・・という役柄。

 

普段は真面目に学校に通っていて制服姿が可愛い。

でも、(何故か)叔父がスパイ教育をしていたようで、忍者みたいに身軽に行動するし、格闘技や拷問に耐える訓練も受けていました。

この理由が今後の謎解きになってくるのでしょう。

 

抜群の身体能力と頭の良さでピンチを切り抜けます。

 
 
 
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オットー・ファラント(Otto Farrant)君は、1996年11月13日イングランド生まれ。11歳でナショナル・シアターやグローブ座に出演し俳優活動を始めます。

 

「ホワイト・クイーン」「戦争と平和」や「ミセス・ウィルソン」に出演、舞台も多数。

 

丸顔の童顔なのでちゃんと高校生くらいに見えました。

 

■MI6特殊部門のリーダー、アラン・ブラント(スティーブン・ディレイン)

 
 
 
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英国諜報部の関連機関で、特殊作戦を遂行するチーム(the Department of Special Operations)の部長。政治力もある、この世界の有名人。

 

アレックスの叔父の死とつながる世界的な陰謀と闘っています。アレックスに潜入調査を無理強いしたのはこのお方。

 

スティーブン・ディレインは、「ゲーム・オブ・スローンズ」のスタニス・バラシオン。舞台での受賞も多く、英国ドラマ・映画でよく見る俳優さん。

 

■教育係ミセス・ジョーンズ(ヴィッキー・マクルーア)

 
 
 
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ブラントの右腕、副部長にしてアレックスの教育係・ハンドラー。厳しく冷静に温かく見守ります。

 

ライン・オブ・デューティ」のケイトではありませんか! 知らずに見たのでびっくりしました。

警官役ではないので、ロングコートにハイヒールという珍しいファッションを見ることができます。

 

■親友、トム・ハリス(ブレノック・オコナー)

 
 
 
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同級生で飄々としたとってもいいやつ。

映画オタクで黒澤映画が好きで、ゲームとコンピュータに夢中で、夢は映画監督。アレックスを心配しつつも支えます。

 

が、アレックスを探る悪の組織に殺されそうになることも。

 

演じるブレノック・オコナーは2000年4月生まれ。「ゲーム・オブ・スローンズ」の(イグリットを殺してしまう)オリーです。ミュージカルなど舞台にも多く出演しています。

 

■イアン・ライダー(アンドリュー・バカン)

 
 
 
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アレックスの叔父。アレックスの両親(特に父親?)が亡くなった件は語られませんが、秘密があるのは確実。

 

ブラントのもとでエージェントとして活動していましたが、味方の裏切りで殺されます。

 

アンドリュー・バカン(Andrew Buchan)は「ブロードチャーチ ~殺意の町~」のマーク・ラティマー、「ザ・クラウン」アンドリュー・パーカー=ボウルズ、「Genius: ピカソ」のマティス、「ゲティ家の身代金」などなど。

 

■ジャック・スターブライト(ロンケ・アデコルージョ)

 
 
 
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アレックスと同居していて姉のような存在のアメリカ人。アレックスのシッターだったらしく、住み込みで家事をしながら大学進学を目指していました。

 

イアン・ライダーの死後、ブラントへの協力を拒むアレックス。
未成年のアレックスを施設に入れ、ジャックを強制送還すると脅されてスパイ活動を承知することになります。

 

ロンケ・アデコルージョ(Ronke Adekouejo)はロンドン出身。「ドクター・フー」シーズン10のペニー役。ミュージカルなど多くの舞台で活躍中。

 

■SAS、ウルフ(ハワード・チャールズ)

 
 
 
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実戦部隊のSAS(特殊空挺部隊)のリーダー。2枚目以降はチームメンバー。

 

前半ではアレックスの能力を試すため荒っぽいこともしますが、制圧・人質救出では力強い味方になります。

 

ハワード・チャールズ(Howard Charles)は舞台が多いようですが、何といっても「マスケティアーズ」ポルトスです!

 

有力者の子供が集まるスイスの寄宿学校へ!

 

↑の人々が主なキャスト。この他にも、ブラントの機関のエージェントや学校の友達などいろんな登場人物がいます。

 

で、今回の作戦とは。

世界的な財界の大物が謎の死をとげる事件が続いており、どうやらイアン・ライダーの事件とも関係があるらしい。

 

唯一の共通点は、子供がポイント・ブランクというスイスの寄宿学校生であること。

しかも、手に負えない問題児を矯正する施設だということが分かります。

 

そこで。

生徒としてアレックスに入学して探ってほしい、ということになるわけです。

 
 
 
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どんだけ豪華な名門校かと思ったら、雪山の古い施設。外界と連絡を取ることは不可能というシチュエーションでした。

ロンドンから一気にスイスの不気味な雪山に舞台を移します。

 

入学資格を得るために、アレックスは、大富豪フレンド家の困った息子になりきる必要があり、お城のような豪邸で数日を過ごしました。

 
 
 
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複雑な家庭環境、ひねくれた長女とその友人達の描写が面白かったです。

 

そしてスイスへ。 

 
 
 
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生徒はわずか数名。武器製造業やIT関連など、世界的大企業の子息ばかりでした。

まるで刑務所ですけど。

 

ここの校長、グライフ博士(ハルク・ビルギナー)とその部下、エヴァ・シュテレンボッシュ(アナ・ラウル)がクセモノでした。

 
 
 
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ヒトラーを信奉するグライフ博士。

 
 
 
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その忠実なパートナー(狂信者?)シュテレンボッシュ。

 

増えすぎた人口を“浄化”するのが目的で、なんと、グライフ博士のクローンを作り、天才形成外科医によって生徒の姿に変え、各国に送り込むという計画でした!

 

アレックスが脱出、生徒たちを助けます

 

親しくなったカイラ(マルリ・シウ)と協力しながら、何とか実行。

 
 
 
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↑東京証券取引所にハッキングしたカイラ。

 

この脱出劇が面白かった。アイロン台を改造したスノーボードで逃げるんです!

すごい撮影ですね。。

 

そしてアレックスの情報をもとにSASが突入。

 
 
 
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クローンと本体の生徒たちを保護し、グライフ博士を逮捕。シュテレンボッシュは爆死しました。

 

が、最終回でもうひと波乱。

アレックスのクローン(正確にはアレックスの姿をしたグライフ博士のクローン)が完成していまして、ロンドンまで追ってきます。

 

最後は学校のダンスパーティで殴り合いの対決となりました(アレックス2役です)。せっかく元通りの学校生活が戻ると思ったのに・・・

 
 
 
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ジョーンズ達が助けに来ますが見分けがつきません。

でもトムには分かっていまして、アレックスは助かりますけどクローンは銃殺されました。

狙撃したのはこの男↓

 
 
 
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謎の暗殺者、ヤッセン・グレゴロヴィッチ(トーマス・レヴィン)。 グライフ博士も殺してしまいました。

 

ポイント・ブランクの研究を援助していた組織は謎のままで、何だか世界的な闇の組織があるみたいです。「スコルピア」ではないだろうか・・・というところで終わります。

 

トーマス・レヴィンはデンマークの俳優で、本国やアメリカ、イギリス、アイルランド、スカンジナビアの多くの国で活躍中。

「コペンパーゲン(Borgen)」にも出演しています。

 

~~~~~感想~~~~~

サスペンスフルで面白かったです!

 

突っ込みどころはたくさんありますよ。
最大の減点ポイントは、家族や友人など、みんなに潜入捜査のことを話すのは何で???

 

クライムドラマではあり得ません! 

子供向けだからいいのか? 友情のほうが大事だから? 

 

しかも会ったばかりのフレンズ家の娘とその友達にまで(当主夫妻はともかく)。

本当にいいのか? アンソニー・ホロヴィッツ! と問い詰めたい気持ちでいっぱいです。

 
 
 
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他にもアレックスのスパイ教育が完璧すぎて少々都合のいいところは多かったです。

でも繰り返しますと、もともと少年向けの作品のようですから。

 

それにブラント側の設備やメンバーは本格派だし、ポイント・ブランク内部も凝っていて楽しめました。

 
 
 
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オットー君が10代に見えるうちに、どんどん作ってもらいたいです。 

 

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